ケルセチンの摂取が男性と女性の最大酸素摂取量に与える影響
Effect of quercetin supplementation on maximal oxygen uptake in men and women
- 著作名:
- Matthew S. Ganio
- Lawrence E. Armstrong
- Evan C. Johnson
- Jennifer F. Klau
- Kevin D. Ballard
- Bozena Michniak-Kohn
- Diksha Kaushik
- Carl M. Maresh
- 出典:
- Journal of Sports Sciences
- 2010
- 28
- 201-208
- DOI:
- 10.1080/02640410903428558
- 要旨:
- トレーニングをしていない座りがちな被験者11名(男性: 5名、女性: 6名)における、ケルセチンの摂取が最大酸素摂取量に与える影響を検証した臨床研究。被験者をランダムに2群に分け、片方はケルセチン1000 mg/dayを摂取して、残りは対照群としてプラセボを摂取した。6日間の摂取期間が終了した後、22日間のウォッシュアウトを設け、摂取対象を入換えてクロスオーバーとした。各摂取期間の前後にトレッドミルによる運動を行い、最大酸素摂取量を測定した。最大酸素摂取量のベースラインからの変化は、両群ともに0.139 mL/kg/minであり、差は見られなかった(P=0.780)。性別にサブグループ解析しても、群間差が見られなかった。よって、ケルセチンの摂取は、トレーニングをしていない座りがちな被験者の最大酸素摂取量を改善しない。