蛋白質コロナの形成とケルセチン-可食性ドック蛋白質ナノ粒子への影響
The formation of protein coronas and its effect on the quercetin-edible dock protein nanoparticles
- 出典:
- Food Hydrocolloids
- 2024
- 157
- 110432
- DOI:
- 10.1016/j.foodhyd.2024.110432
- 要旨:
- 可食性ドック蛋白質ナノ粒子にケルセチンを担持し、蛋白質コロナがケルセチンの放出に及ぼす影響を検証した。消化酵素はナノ粒子の表面に吸着して、蛋白質コロナを形成した。α-アミラーゼとアミロプシンが形成する蛋白質コロナは、ケルセチンの放出を遅らせ、α-アミラーゼの活性を1.4倍にアミロプシンの活性を1.6倍に増強した。また、ペプシンとトリプシンが形成する蛋白質コロナは、ケルセチンの放出を早めた。