ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ギンネムの鞘から単離したケルセチン-3-グルコシドは、SIRT1/AMPK/GLUT4シグナル伝達カスケードを介して高血糖を緩和する

Antihyperglycemic Potential of Quercetin-3-glucoside Isolated from Leucaena leucocephala Seedpods via the SIRT1/AMPK/GLUT4 Signaling Cascade

要旨:
ギンネム(Leucaena leucocephala)は、アジアの伝統療法で糖尿病の治療に用いられている。ギンネム鞘抽出物から得たフラボノイドが豊富な画分は、ケルセチン-3-グルコシドの含量が397.96 mg/gであった。筋芽細胞株C2C12をパルミチン酸で刺激して、インスリン抵抗性の細胞モデルとした。単離したケルセチン-3-グルコシドの投与は、インスリン抵抗性を顕著に改善した。ケルセチン-3-グルコシドはSIRT1の発現を上方調節して、インスリン依存性のSIRT1/AMPK/GLUT4シグナル伝達経路を活性化した。