ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

サリドロシドとイソラムネチンは、in vivoおよびin vitroでウロテンシンIIが誘発する炎症応答を軽減する: RhoA/ROCK II経路の調節への関与

Salidroside and isorhamnetin attenuate urotensin II‑induced inflammatory response in vivo and in vitro: Involvement in regulating the RhoA/ROCK II pathway

要旨:
ウロテンシン-II(ペプチド血管収縮剤)で惹起したラットの血管の炎症応答を、イソラムネチンとサリドロシドとの組合せが効果的に緩和した。組合せの投与は、RhoAとROCK IIの両方の発現を阻害し、炎症応答に関与するRhoA/ROCKパスウェイの阻害を示唆した。また、炎症誘導性サイトカインTNF‑αおよびIL‑1βÑの低減と、抗炎症性物質IL‑10の増大も認めた。