ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イミキモドがマウスに誘発した乾癬にて、ルチンは局所的に増殖を抑制し、抗酸化作用および抗炎症作用を示す

Anti-proliferative, Anti-oxidant and Anti-inflammatory Effects of Topical Rutin on Imiquimod-Induced Psoriasis in Mice

著作名:
Shan Mohammed Khorsheed
Ahmed R. Abu Raghif
出典:
Pakistan Journal of Life and Social Sciences
2024
22
1962-1976
DOI:
10.57239/PJLSS-2024-22.1.00142
キーワード:
イミキモド
乾癬
マウス
ルチン
増殖
抗炎症作用
抗酸化作用
動物実験
要旨:
イミキモドで惹起した乾癬のモデルマウスに、4%のルチンを含む軟膏を局所適用した。その結果、軟膏基剤のみ塗布した対照と比べて顕著に、乾癬の重症度スコアを改善し、TNF-α・VEGF・IL-17・マロンジアルデヒド・Ki67(細胞増殖のマーカー)を低減した。従ってルチンの効果には、抗炎症作用・抗酸化作用・増殖抑制が根底にある。なお、ポジコンとして用いた0.05%のクロベタゾールを含む軟膏と同等の改善効果であった。