ビタミンEとケルセチンを、pHシフトと超音波照射で処置した大豆親油性蛋白質に共封入する: 相互作用のメカニズム・構造・物性に焦点を当てる
Co-encapsulation of vitamin E and quercetin by soybean lipophilic proteins based on pH-shifting and ultrasonication: Focus on interaction mechanisms, structural and physicochemical properties
- 出典:
- Food Chemistry
- 2024
- 460
- 140608
- DOI:
- 10.1016/j.foodchem.2024.140608
- 要旨:
- ビタミンEとケルセチンのキャリアとすべく、大豆親油性蛋白質をpHシフトと超音波照射で処置した。ビタミンEとケルセチンを封入すると、大豆親油性蛋白質の構造が変化し、疎水性基の露出が分光学的に観察された。アルカリ性条件で、300 Wの出力の超音波を20分照射した際の封入効率は、ビタミンEが86.91%で、ケルセチンが75.99%であった。また、超音波出力が増加すると、ラジカル消去活性が向上する傾向を認めた。