ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

パロキセチンが誘発した勃起不全のラットにてケルセチンとケルセチン配糖体は、陰茎組織の抗酸化状態と抗酸化酵素を調節する

Modulatory effect of quercetin and its glycosylated form on key enzymes and antioxidant status in rats penile tissue of paroxetine-induced erectile dysfunction

著作名:
Stephen A. Adefegha
Sunday I. Oyeleye
Felix A. Dada
Tosin A. Olasehinde
Ganiyu Oboh
出典:
Biomedicine & Pharmacotherapy
2018
107
1473-1479
DOI:
10.1016/j.biopha.2018.08.128
キーワード:
勃起不全
ラット
ケルセチン
ルチン
シルデナフィル
抗酸化作用
動物実験
要旨:
抗うつ剤パロキセチンで惹起した勃起不全のモデルラットに、ケルセチンもしくはルチンを投与した。パロキセチンは陰茎組織のアセチルコリンエステラーゼ・ホスホジエステラーゼ5(PDE5)・アルギナーゼ・アデノシンデアミナーゼ・アンジオテンシン変換酵素(ACE)の活性を上昇したが、ケルセチンとルチンが低減した。しかも、ポジコンに使用した既存薬のシルデナフィル(バイアグラ)と同等の効果を示した。同様に、陰茎組織における抗酸化作用(マロンジアルデヒドの減少およびチオールの増大)も、ケルセチン・ルチン・シルデナフィルは同等であった。