腸脳軸を介してケルセチンは、ジフェノコナゾールが誘発したコイの成長阻害を軽減する
Quercetin alleviates difenoconazole-induced growth inhibition in carp through intestinal-brain axis
- 出典:
- Pesticide Biochemistry and Physiology
- 2024
- 204
- 106066
- DOI:
- 10.1016/j.pestbp.2024.106066
- 要旨:
- 殺菌剤ジフェノコナゾールの暴露(0.39 mg/L)を30日継続したコイは、成長が阻害された。腸のバリア機能が破壊され、腸管のリポ多糖が上昇し、腸脳軸を通じて脳に入ったリポ多糖が血液脳関門を破壊した。さらには、神経の炎症と脳細胞のアポトーシスを誘発した。ケルセチンの投与は、腸と脳の両方でリポ多糖を減少して、炎症とアポトーシスを軽減した。