ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

抗癌活性のスクリーニングを目的とする、ケルセチンを結合した金ナノ粒子の合成と物性評価

Synthesis and Characterization of Quercetin-Functionalized Gold Nanoparticles for Screening Anticancer Potentials: A Flow Cytometry Approach

著作名:
Jiyoung Lee
Roopkumar Sangubotla
Jongsung Kim
出典:
Korean Journal of Chemical Engineering
2024
41
3095–3103
DOI:
10.1007/s11814-024-00234-x
キーワード:
ケルセチン
金ナノ粒子
細胞毒性
胎児線維芽細胞
NIH3T3
子宮頸癌
HeLa
要旨:
ケルセチンのフェノール部分を、金ナノ粒子に化学的に結合した。得られた結合体の細胞毒性を、マウス由来胎児線維芽細胞NIH3T3(正常細胞)およびヒト由来子宮頸癌細胞株HeLaを用いて評価した。結合体はケルセチンを結合しない金ナノ粒子に比べて、NIH3T3のアポトーシスは減少し、HeLaでは増加した。従って、結合体は正常細胞に生体適合性を示し、癌細胞には毒性を示す。