ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとイソラムネチンを豊富に含むOpuntia humifusaの茎は、高脂肪食が誘発したラットのインスリン抵抗性を緩和する

Opuntia humifusa stems rich in quercetin and isorhamnetin alleviate insulin resistance in high-fat diet-fed rats

要旨:
ラットを4群に分け、1) 通常の餌、2) 高脂肪食、3) 2%のOpuntia humifusa(薬用サボテンの一種)茎を含む高脂肪食、4) 2%のO. humifusa果実を含む高脂肪食のそれぞれを、6週間投与した。2)は1)に比べて空腹時血糖値が上昇し、インスリン抵抗性の指標であるHOMA-IRが増大した。3)と4)はいずれも改善効果を示したが、3)の方が良好な結果であった。O. humifusaの茎と果実を分析したところ、ケルセチン、ケルセチン配糖体、イソラムネチン、イソラムネチン配糖体は茎の方に多く含まれており、vivo実験の結果を反映していた。