ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを担持したキトサンナノ粒子の性質に分子量が与える影響

Effect of molecular weight of chitosan on quercetin-loaded chitosan nanoparticles

著作名:
Feng Geng
Mengyang Zhang
Tao Sun
Jing Xie
Jianhong Gan
Xiaohui Li
Bin Xue
出典:
Journal of the Science of Food and Agriculture
2024
104
9531-9539
DOI:
10.1002/jsfa.13777
キーワード:
ケルセチン
キトサンナノ粒子
分子量
粒径サイズ
安定性
抗酸化作用
要旨:
分子量が100, 200, 500, 1000 kDaのキトサンナノ粒子それぞれにケルセチンを担持して、得られた製剤の物性を比較した。分子量が増加すると、ケルセチンを担持したキトサンナノ粒子(QCNP)の粒径サイズは小さくなり、熱安定性と光安定性も増加した。QCNPの抗酸化活性も、分子量の増加とともに高まり、粒径サイズの減少との関連を示唆した。また、QCNPの形成には、主に水素結合と疎水性相互作用が関与した。