ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ジギタリスと同様の一過性カルシウムイオン上昇による、ケルセチンとその代謝物タマリキセチンの強心作用

Cardiotonic actions of quercetin and its metabolite tamarixetin through a digitalis-like enhancement of Ca2+ transients

著作名:
Kengo Hayamizu
Sachio Morimoto
Miki Nonaka
Sumio Hoka
Toshiyuki Sasaguri
出典:
Archives of Biochemistry and Biophysics
2018
637
40-47
DOI:
10.1016/j.abb.2017.11.009
キーワード:
ケルセチン
代謝物
タマリキセチン
ジギタリス
マウス
強心作用
動物実験
要旨:
ケルセチンおよびその代謝物タマリキセチンは、心筋細胞の構築を促進し、ジギタリスと同様の一過性カルシウムイオン上昇を起こした。また、モデルマウスでのin vivo実験の結果は、強心薬としての可能性を示唆する。タマリキセチンへ代謝されることが、強心作用の鍵である。