ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

乳癌細胞株MCF-7に細胞毒性を示すケルセチン誘導体の合成

Synthesis of quercetin derivatives as cytotoxic against breast cancer MCF-7 cell line in vitro and in silico studies

要旨:
ケルセチンのCDK2阻害活性を増強すべく、ケトン部分をSchiff塩基に修飾した誘導体を合成した。最も強い誘導体のヒト由来乳癌細胞株MCF-7に対するIC50値は35.49 μMであった。分子ドッキングの結果、この誘導体とCDK2との結合エネルギーは−2.55 kcal/molであった。