イソケルシトリンはp38MAPK/NF-κB経路を介して、リポ多糖がBV2ミクログリア細胞に誘発した神経炎症を軽減する
Isoquercitrin attenuates neuroinflammation in LPS-stimulated BV2 microglia cells via p38MAPK/NF-κB pathway
- 出典:
- Turkish Journal of Biochemistry
- 2024
- 49
- 525-532
- DOI:
- 10.1515/tjb-2023-0108
- 要旨:
- BV2ミクログリア細胞をリポ多糖で刺激して、神経炎症の細胞モデルとした。イソケルシトリンを投与すると、リポ多糖がもたらした一酸化窒素とプロスタグランジンE2の産出を顕著に低減した。イソケルシトリンは、iNOSおよびCOX2の発現をmRNAレベルで下方調節した。イソケルシトリンはまた、p38とNF-κBのリン酸化を濃度依存的に阻害して、p38MAPK/NF-κB経路の抑制を示唆した。