ケルセチン・ルチン・トロキセルチンの抗炎症作用は、リポ多糖で刺激したRAW 264.7細胞における一酸化窒素産生の抑制とCOX-2の低下から生じる
Anti-Inflammatory Effects of Quercetin, Rutin, and Troxerutin Result From the Inhibition of NO Production and the Reduction of COX-2 Levels in RAW 264.7 Cells Treated with LPS
- 出典:
- Applied Biochemistry and Biotechnology
- 2024
- 196
- in press
- DOI:
- 10.1007/s12010-024-05003-4
- 要旨:
- リポ多糖で刺激したRAW 264.7細胞に、ケルセチン・ルチン・トロキセルチン・アセチルサリチル酸(アスピリン)をそれぞれ投与した。ケルセチン・ルチン・トロキセルチンはCOX-2の産出を顕著に阻害したが、アセチルサリチル酸は阻害しなかった。一酸化窒素の産出抑制は、ケルセチンとルチンのみ見られ、他2種は不活性であった。一方、NF-κB・TNF-α・IL-1βの低減効果は、トロキセルチンがケルセチンとルチンを上回った。