ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

リポ多糖処置マウスにおけるAMPKα依存経路を介した心機能障害は、イソケルシトリンが軽減する

Isoquercitrin Attenuated Cardiac Dysfunction Via AMPKα-Dependent Pathways in LPS-Treated Mice

要旨:
リポ多糖で惹起したマウスの心機能障害を、イソケルシトリンが効果的に保護した。イソケルシトリンはTNF‐α・IL-6・MCP-1をmRNAレベルで阻害し、かつ、p‐IKKβ・p‐IκBα・p‐p65を蛋白質レベルで阻害して、リポ多糖がもたらした炎症を緩和した。イソケルシトリンはまた、心筋中のATPレベルを上げ、脂肪酸の代謝を担うPGC1βおよびPPAR‐αを上方調節した。