伝統的な薬用植物であるアフリカナス(Solanum indicum)から単離したケルセチンの抗血栓活性
Studies on in vivo antithrombotic activity of quercetin, a natural flavonoid isolated from a traditional medicinal plant, African eggplant (Solanum indicum)
- 出典:
- Journal of Ethnopharmacology
- 2024
- 335
- 118686
- DOI:
- 10.1016/j.jep.2024.118686
- 要旨:
- ケルセチンは非競合的にトロンビンを阻害し、かつ、トロンビンを介する血小板凝集を部分的に抑制した。ケルセチンは用量依存的に、マウスのプロトロンビン時間および活性化部分トロンボプラスチン時間を延長して、血液凝固を抑制した。更にケルセチンは、カラギーナンで惹起した血栓症のモデルマウスにて血液凝固を顕著に抑制した。ケルセチンは、トロンボキサンB2(血小板凝集のマーカー)とエンドセリン-1(血管収縮ペプチド)を減少し、一酸化窒素合成酵素(eNOS)と6-ケトプロスタグランジンF1αは増大した。