ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

神経芽腫細胞IMR-32におけるドキソルビシンの抗腫瘍活性は、ケルセチンが増強する

Quercetin enhances the anti-tumor activity of doxorubicin in IMR-32 neuroblastoma cells

要旨:
ヒト由来神経芽腫細胞株IMR-32にドキソルビシン(0.5~2 μM)を投与すると、濃度依存的に生存率を減少した。ケルセチン10 μMを組合せると抗増殖活性が増強され、生存率はさらに減少した。ケルセチンを組合せると、細胞から乳酸脱水素酵素の漏洩が増加して、細胞膜の破壊とアポトーシスが増大した。一方、組合せはHaCaT(正常細胞)には細胞毒性を示さなかった。