ケルセチンの徐放システムは、トランスポーターと酵素を阻害してデンプンの消化を遅らせる
Quercetin slow-release system delays starch digestion via inhibiting transporters and enzymes
- 出典:
- Food Chemistry
- 2024
- 461
- 140855
- DOI:
- 10.1016/j.foodchem.2024.140855
- 要旨:
- ケルセチンを含む乳濁液は、フリーのケルセチンと比べてデンプンの消化を顕著に遅らせた。ケルセチンを含む乳濁液は、α-グルコシダーゼおよびα-アミラーゼを可逆的に阻害した。ケルセチンを含む乳濁液は両方の酵素と水素結合とファンデルワールス力で相互作用して、阻害作用の原動力となった。ケルセチンを含む乳濁液はまた、遺伝子と蛋白質の両方のレベルでSGLT1とGLUT2の発現を下方調節して、グルコースの輸送を抑制した。