ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フラボノイドを豊富に含むエジプト産エンジュ(Styphnolobium japonicum)葉脱脂抽出物の抗酸化作用と細胞毒性

Potential antioxidant and cytotoxic impacts of defatted extract rich in flavonoids from Styphnolobium japonicum leaves growing in Egypt

著作名:
Amal M. El‑Feky
Nadia A. Mohammed
出典:
Scientific Reports
2024
14
18690
DOI:
10.1038/s41598-024-68675-2
キーワード:
エンジュ葉抽出物
フラボノイド
抗酸化作用
肝癌
HepG2
肺癌
A549
要旨:
エジプト産のエンジュ(Styphnolobium japonicum)葉を脱脂処理した後、80%エタノール水で抽出した。得られた抽出物はフラボノイドを豊富に含み、ルチンとケルセチンが主成分であった。その他にゲニステイン-7-O-グルコシドと、ケンフェロールに3糖が結合した化合物を確認した。抽出物の抗酸化作用をDPPHおよびABTSラジカル消去活性で評価したところ、67±0.14および57±0.05 μg/mLであった。ヒト由来肝癌細胞株HepG2および肺癌細胞株A549に対する抽出物のIC50値は、337.9および55.0 μg/mLであった。