フラボノイドを豊富に含むエジプト産エンジュ(Styphnolobium japonicum)葉脱脂抽出物の抗酸化作用と細胞毒性
Potential antioxidant and cytotoxic impacts of defatted extract rich in flavonoids from Styphnolobium japonicum leaves growing in Egypt
- 出典:
- Scientific Reports
- 2024
- 14
- 18690
- DOI:
- 10.1038/s41598-024-68675-2
- 要旨:
- エジプト産のエンジュ(Styphnolobium japonicum)葉を脱脂処理した後、80%エタノール水で抽出した。得られた抽出物はフラボノイドを豊富に含み、ルチンとケルセチンが主成分であった。その他にゲニステイン-7-O-グルコシドと、ケンフェロールに3糖が結合した化合物を確認した。抽出物の抗酸化作用をDPPHおよびABTSラジカル消去活性で評価したところ、67±0.14および57±0.05 μg/mLであった。ヒト由来肝癌細胞株HepG2および肺癌細胞株A549に対する抽出物のIC50値は、337.9および55.0 μg/mLであった。