ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フモニシンB1がセルトリ細胞に誘発した毒性の、ケルセチンによる保護効果

The Protective Effect of Quercetin against the Cytotoxicity Induced by Fumonisin B1 in Sertoli Cells

要旨:
マイコトキシンの一種であるフモニシンB1でセルトリ細胞株TM4を刺激して、生殖毒性の細胞モデルとした。ケルセチン40 μMの投与はアポトーシスを減少し、細胞機能を維持して生存率を回復した。フモニシンB1はATP・ピルビン酸・乳酸を減少して、解糖系の阻害とミトコンドリア膜電位の低下をもたらしたが、ケルセチンが改善した。ケルセチンはまた、活性酸素種を減少し、抗酸化遺伝子の発現を促進した。