ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

タウリンと酵素処理イソケルシトリンは、メトトレキサートがラットに誘発した心臓の伝導性とリズムの悪化を改善する

Taurine and enzymatically modified isoquercitrin protected against methotrexate-induced deteriorations in the conductivity and rhythmicity of the heart in rats: Antioxidant, anti-inflammatory, and histological architecture approach

要旨:
メトトレキサートで惹起した心毒性のモデルラットに、タウリン・酵素処理イソケルシトリン(EMIQ)・両者の組合せをそれぞれ投与した。メトトレキサートは、心組織のジヒドロ葉酸還元酵素と葉酸ポリグルタミル合成酵素を低下し、血中のTNF-αを上昇した。メトトレキサートは、心電図を大幅に悪化し、心拍間隔の短縮を伴う頻脈を起こし、心室脱分極の延長が伴った。タウリンとEMIQはこの様な異常を改善したが、単独投与時に比べて組合せがより良好な効果を示した。