イソラムネチンはERK依存性BMP2/Smadシグナル伝達を活性化して、骨芽細胞株MC3T3-E1の分化・接着・遊走を促進する
Pro-differentiative, Pro-adhesive and Pro-migratory Activities of Isorhamnetin in MC3T3-E1 Osteoblasts via Activation of ERK-dependent BMP2-Smad Signaling
- 出典:
- Cell Biochemistry and Biophysics
- 2024
- 82
- in press
- DOI:
- 10.1007/s12013-024-01450-2
- 要旨:
- MC3T3-E1細胞にイソラムネチンを投与すると、前骨芽細胞から骨芽細胞への分化を促進した。その後、同細胞の石灰化・遊走・接着を濃度依存的に促進した。イソラムネチンは、細胞外シグナル調節キナーゼ(ERK)依存性BMP2/Smadシグナル伝達の活性化因子として機能した。ERK阻害剤の存在下では、イソラムネチンの作用が部分的に打消された。