ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

潰瘍性大腸炎を治療するキワタ(Bombax ceiba)のコンピュータ解析

Computational analysis of Salmalia malabarica (Bombax ceiba) for the management of ulcerative colitis

要旨:
キワタ(木棉、Bombax ceiba)の葉柄は、浣腸剤として潰瘍性大腸炎の治療に用いられている。ネットワーク薬理学は、キワタによる潰瘍性大腸炎の治療標的として14種のシグナル伝達を特定したが、そのコア蛋白質はMAPK3・TNF・PTGS2であった。キワタの主成分とPTGS2との親和性を分子ドッキングで検証したところ、以下の結合エネルギーを予測した。ルチン: −7.9 kcal/mol、イソケルシトリン: −6.9 kcal/mol、アストラガリン: −6.9 kcal/mol。