ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを担持した固体脂質ナノ粒子の安定性とラットの肺への沈着: 界面活性剤の効果

Quercetin Solid Lipid Microparticle Stability and Deposition in Rat Lungs: A Study of Surfactant Effect

要旨:
油脂にcompritol 888 ATOを用い、界面活性剤にポロキサマー188を用いて、ケルセチンを担持した固体脂質ナノ粒子を調製した。得られたナノ粒子は、ABTS法にて優れたラジカル消去活性を示した。ナノ粒子をラットに吸入すると、ケルセチンが肺組織に沈着して、適切な肺送達を実現した。ただし、界面活性剤の濃度は肺の沈着量に影響を及ぼさなかった。