ケルセチンはアラキドン酸とグルタミンの代謝を調節して、豚繁殖・呼吸障害症候群ウィルスがMARC-145細胞に誘発した炎症を軽減する
Quercetin alleviates inflammation induced by porcine reproductive and respiratory syndrome virus in MARC-145 cells through the regulation of arachidonic acid and glutamine metabolism
- 出典:
- Veterinary Medicine and Science
- 2024
- 10
- e1536
- DOI:
- 10.1002/vms3.1536
- 要旨:
- 豚繁殖・呼吸障害症候群ウィルス(PRRSV)に感染したMARC-145細胞にケルセチンを投与すると、濃度依存的にTNF-α・IL-1β・IL-6の発現を低下した。メタボロミクス解析は、PRRSVが促進した代謝経路(アラキドン酸・リノール酸・グリセロリン脂質・アラニン・アスパラギン酸・グルタミン酸の各代謝経路)は、ケルセチンが抑制した。