ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンとクロロゲン酸が酸化ストレスと体内受精能に及ぼす影響: 水牛の精液における解凍後の品質と抗酸化状態

The influence of rutin and chlorogenic acid on oxidative stress and in vivo fertility: Evaluation of the quality and antioxidant status of post-thaw semen from Azari water buffalo bulls

著作名:
Tohid Mohammadi
Mohammadreza Hosseinchi Gharehaghaji
出典:
Veterinary Medicine and Science
2024
10
e31548
DOI:
10.1002/vms3.1548
キーワード:
水牛
精子保護
凍結保存
ルチン
クロロゲン酸
抗酸化作用
動物実験
要旨:
他の動物と比べて不安定な水牛の精液でも、ケルセチンもしくはクロロゲン酸の添加は、凍結解凍後の品質と酸化ストレスを改善した。ケルセチンとクロロゲン酸は濃度依存的に、凍結解凍後における精子の総運動率・直進運動率・生存率を向上した。同時に、抗酸化状態(総抗酸化能・カタラーゼ・GPxの増大、マロンジアルデヒドの減少)も改善した。授精から1カ月以内の妊娠率は、0.6 mMのルチンもしくは150 μMのクロロゲン酸が最大化した。