ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)依存性の抗酸化作用により、アセトアルデヒドが肝細胞に誘発した毒性を軽減する

Quercetin Attenuates Acetaldehyde-Induced Cytotoxicity via the Heme Oxygenase-1-Dependent Antioxidant Mechanism in Hepatocytes

著作名:
Kexin Li
Minori Kidawara
Qiguang Chen
Shintaro Munemasa
Yoshiyuki Murata
Toshiyuki Nakamura
Yoshimasa Nakamura
出典:
International Journal of Molecular Sciences
2024
25
9038
DOI:
10.3390/ijms25169038
キーワード:
アセトアルデヒド
肝細胞
活性酸素種
ケルセチン
HO-1
要旨:
アセトアルデヒドで刺激した肝細胞は、活性酸素種が上昇した。予めケルセチンを投与すると、濃度依存的に活性酸素種を軽減した。ケルセチンの単独投与にて、ヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)を含む抗酸化作用に関連する遺伝子発現の上昇を確認した。HO-1阻害剤の存在下では、ケルセチンによる活性酸素種の低減効果が打消され、作用機序を明らかにした。