ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

スターアップル(Chrysophyllum cainito L.)葉の生理活性化合物に関する、抗肥満作用を有するPPARγ拮抗薬としての計算的洞察

Computational Insight on Bioactive Compound Potential Activity of Kenitu (Chrysophyllum cainito L.) Leaves as PPARγ Antagonist for Obesity

要旨:
スターアップル(Chrysophyllum cainito L.)には抗肥満効果が知られているが、その作用機序は不明である。そこで、各構成成分のPPARγ拮抗作用をコンピュータで検証した。分子ドッキングの結果、β-シトステロール・ルペオール・ミリシトリン・ケルセチン・ルチン・ビタミンA・エピカテキン・クロロゲン酸がPPARγと親和性を示した。分子動力学シミュレーションは、クロロゲン酸・ケルセチン・エピカテキンに、PPARγとの安定な複合体形成に基づく拮抗作用を予測した。