バイオインフォマティクス解析と実験との統合により、ヒト結腸直腸癌細胞にて活性酸素種経路を介するルチンの鍵遺伝子を特定する
Identifying key genes against rutin on human colorectal cancer cells via ROS pathway by integrated bioinformatic analysis and experimental validation
- 著作名:
- Mansour K. Gatasheh
- 出典:
- Computational Biology and Chemistry
- 2024
- 112
- 108178
- DOI:
- 10.1016/j.compbiolchem.2024.108178
- 要旨:
- 各種データベースから取得した、ルチンと結腸直腸癌に共通する遺伝子は16種であった。遺伝子オントロジー解析による機能カテゴリーの予測は、ルチンの抗酸化作用を示唆した。京都遺伝子ゲノム百科事典(Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes, KEGG)解析は、ルチンの標的として活性酸素種経路・HIF1a経路・mTOR経路を特定した。ヒト由来結腸直腸癌細胞株HT-29にルチンを投与すると、細胞周期のG1期を停止して、アポトーシスを誘導した。