ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

N-ヘテロ芳香環が置換したケルセチン誘導体の強力な抗癌活性

Expeditious assembly of N-heteroaryl substituted quercetin derivatives as potent anticancer agents

著作名:
Jian-Wei Gao
Yu-Ping Zhao
Ya-Juan Shi
Chen-Fu Liu
出典:
Journal of Molecular Structure
2025
1320
139736
DOI:
10.1016/j.molstruc.2024.139736
キーワード:
ケルセチン誘導体
非小細胞肺癌
HCC827
胃癌
MGC-803
卵巣癌
OVCAR-3
要旨:
鈴木-宮浦カップリングによりケルセチンの8位にヘテロ環を導入して、合計で28種の誘導体を合成した。キノリンの7位とケルセチンの8位が結合した誘導体は、ヒト由来非小細胞肺癌細胞株HCC827に対するIC50値が3.20 μMであった。キノリンの3位が結合した誘導体は、ヒト由来胃癌細胞株MGC-803に対するIC50値が14.92 μMであった。o-フルオロピリジンの3位が結合した誘導体は、ヒト由来卵巣癌細胞株OVCAR-3に対するIC50値が10.67 μMであった。