ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

肥満ラットにヒ素が誘発した肝毒性および炎症誘導マーカーにおける、ケルセチンとアスコルビン酸の相乗的な改善効果

Synergistic Ameliorative Capabilities of Quercetin and Ascorbic Acid on Hepatic and Pro-Inflammatory Markers of Arsenic-Induced Toxicity in Obese Wistar Rats

著作名:
Adeola Busayo Adenmosun
Omowumi Oyeronke Adewale
Tope G. Atere
Olu Israel Oyewole
出典:
Fountain Journal of Natural and Applied Sciences
2024
13
46-57
DOI:
10.53704/fujnas.v13i2.509
キーワード:
ヒ素
肥満
ラット
ケルセチン
アスコルビン酸
肝保護
抗炎症作用
相乗効果
動物実験
要旨:
ヒ素を投与したラットは、血中のALP・AST・ALT・GGTの活性が上昇して肝機能の低下を示唆した。また、血中のIL-1β・IL-6・TNF-α・COX-2・一酸化窒素・総ビリルビンが上昇した。ケルセチンもしくはアスコルビン酸の単独投与はこれらの異常を軽減したが、両者の組合せは更に良好な結果となり相乗効果を示した。同様に、肥満ラットにおけるヒ素の肝毒性と炎症においても、ケルセチンとアスコルビン酸は、相乗的な保護効果を示した。