アンジオテンシンIIが誘発する心臓線維症の、ケルセチン二水和物による阻害効果: in vivoおよびin vitro実験
Quercetin Dihydrate inhibition of cardiac fibrosis induced by angiotensin II in vivo and in vitro
- 出典:
- Biomedicine & Pharmacotherapy
- 2020
- 127
- 110205
- DOI:
- 10.1016/j.biopha.2020.110205
- 要旨:
- アンジオテンシンIIで惹起したマウスの心臓リモデリング(心線維化の末、心不全を招く)を、ケルセチンが効果的に緩和した。ケルセチンは、アンジオテンシンIIが引起した心臓の異常(収縮能の低下・線維化・炎症・心肥大)を改善した。また、心線維芽細胞の分化のマーカーであるコラーゲンIおよびIIIの発現を、ケルセチンが低下させた。