経皮的冠動脈形成術後の高血圧および虚血性心疾患患者における、酸化ストレス・血圧・好気性パワー・同心性病理学的肥大および心機能への、ケルセチン摂取の効果: 無作為化二重盲検プラセボ対照試験
Effects of Quercetin Supplementation on Oxidative Stress, Blood Pressure, Aerobic Power, Concentric Pathologic Hypertrophy and Cardiac Function in Men with Hypertension and Coronary Artery Disease After Percutaneous Coronary Intervention: a Randomized, Double-Blind Placebo-Controlled Trial
- 出典:
- Nutrition and Food Sciences Research
- 2020
- 7
- 21-28
- DOI:
- 10.29252/nfsr.7.2.21
- 要旨:
- 経皮的冠動脈形成術(PCI)を行った、高血圧もしくは虚血性心疾患の症状がある、40~60歳の24名を対象とする臨床研究。ケルセチン(250 mg/day)またはプラセボを2ヶ月間服用し、血中の抗酸化物質とマロンジアルデヒドをモニタした。また、左室拡張能障害・P波の異常・駆出率・E/A比率を心エコーで検査した。8週間後には、酸化ストレスの軽減・血圧・収縮期の心機能・E/A比に、ケルセチンの服用効果が現れた。一方、相対的壁厚には、両群間で差が認められなかった。