ルチンとケルセチンの抗菌活性・バイオフィルムの形成抑制・創傷治癒作用・糖尿病マウスの切除創におけるゲンタマイシンとの相互作用
Antibacterial, Antibiofilm, and Wound Healing Activities of Rutin and Quercetin and Their Interaction with Gentamicin on Excision Wounds in Diabetic Mice
- 著作名:
- Yasir Almuhanna
- Abdulrahman Alshalani
- Hamood AlSudais
- Fuad Alanazi
- Mohammed Alissa
- Mohammed Asad
- Babu Joseph
- 出典:
- Biology
- 2024
- 13
- 676
- DOI:
- 10.3390/biology13090676
- 要旨:
- Virto: ルチンとケルセチンは高濃度で、多剤耐性を獲得した緑膿菌に抗菌活性を示した。両者とも、バイオフィルムの形成を抑制した。Vivo: 糖尿病のモデルマウスの創傷部分に、多剤耐性を獲得した緑膿菌を感染して評価系とした。0.5%のルチンを含む軟膏を塗布すると、同濃度のケルセチンと比較して上皮層の再生効果が低かった。ゲンタマイシンと組合せた場合、ケルセチン(1%)が上皮層再生に最大の効果を示し、ゲンタマイシン-ルチン(1%)が続いて2番目に効果的であった。