ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンの鎮痛効果: ホルマリンが誘発した疼痛および糖尿病性神経障害モデルからの知見

Exploring the analgesic potential of isorhamnetin: insights from formalin-induced pain and diabetic neuropathy models

著作名:
A. Alqudah
E. Qnais
Y. Bseiso
O. Gammoh
M. Wedyan
M. Oqal
R. AbuDalo
B. S. Alotaibi
出典:
European Review for Medical and Pharmacological Sciences
2024
28
4214-4224
DOI:
10.26355/eurrev_202408_36672
キーワード:
イソラムネチン
鎮痛
ホルマリン
糖尿病性神経障害
CREB1
マウス
動物実験
要旨:
マウスにイソラムネチン(0, 10, 25, 50, 100 mg/kg)を投与し、30分後にホルマリンを足に注射した。イソラムネチンの投与量が50および100 mg/kgにて、注射した所を舐める時間が顕著に減少して鎮痛効果を認めた。糖尿病性神経障害モデルマウスにおいても同様に、50および100 mg/kgの投与量にて疼痛閾値(前脚に錘を載せて耐えられる最大重量)を大幅に改善した。両方の評価系にてイソラムネチンは、cAMP応答配列結合蛋白質-1(CREB1)の上昇を軽減した。