カルシウムイオンチャネル阻害剤としての心筋虚血へのケルセチンの保護効果: L型カルシウムイオンチャネルを介した収縮性およびカルシウムイオン流入の阻害の関与
Protective effect of quercetin against myocardial ischemia as a Ca2+ channel inhibitor: involvement of inhibiting contractility and Ca2+ influx via L-type Ca2+ channels
- 出典:
- Archives of Pharmacal Research
- 2020
- 43
- 808–820
- DOI:
- 10.1007/s12272-020-01261-y
- キーワード:
- ラット
- 心筋虚血
- ケルセチン
- L型カルシウムチャネル
- 動物実験
- 要旨:
- β作動薬イソプロテレノールで惹起したラットの心筋虚血を、ケルセチンが効果的に保護した。ケルセチンの投与は、心電図のJ点上昇・心拍数・活性酸素・SOD・カタラーゼ・グルタチオンペルオキシダーゼ・グルタチオンS-トランスフェラーゼを正常化した。ケルセチンは濃度依存的にL型カルシウム電流を減少させ、L型カルシウムチャネル阻害作用を示した。