ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

血管形成術後の心血管患者における、酸化ストレスと同心円状の病的肥大への、ケルセチン摂取と高強度インターバルトレーニングとの併用効果

The effect of high-intensity interval training (HIIT) with Quercetin supplementation on oxidative stress and level of concentric pathologic hypertrophy in cardiovascular patients after angioplast

要旨:
血管形成手術を行った、40~60名の男性患者24名を対象とする、ケルセチンの心肥大の改善効果を検証した臨床研究。高強度インターバルトレーニング(30秒の運動と30秒の休憩の繰返し)を行い、半分の12名はケルセチン錠剤を1日250 mg服用し、残りの12名は同量のプラセボを摂取した。8週間継続したところ、ケルセチン群はプラセボ群に比べて、顕著に心臓の後壁領域が縮小した。血中マロンジアルデヒドと心壁の厚さは、両群同等に減少した。総抗酸化能および左室拡張末期径は、両群同等に増大した。