分子ドッキング・分子動力学シミュレーション・MM-GBSA手法による、ケルセチンのクオラムセンシング阻害メカニズムの解明
Elucidating the Quorum Sensing Inhibitory Mechanism of Flavonoid Quercetin by Molecular Docking, Molecular Dynamics Simulation, and MM-GBSA Study
- 出典:
- Letters in Applied NanoBioScience
- 2024
- 13
- 152
- DOI:
- 10.33263/LIANBS134.152
- 要旨:
- 分子ドッキングの結果、ケルセチンは緑膿菌のクオラムセンシングにおける鍵蛋白質であるPqsEと高い親和性を示し、結合エネルギーは−7.46 kcal/molであった。100ナノ秒での分子動力学シミュレーションからも、分子ドッキングから得たケルセチンとPqsEとの相互作用を支持した。一方、MM-GBSA計算によるケルセチンのPqsEに対する結合エネルギーは−19.532±16.048 kcal/molであった。