ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

天然物と相乗的な乳癌治療効果を有する、ミトキサントロンとケルセチンを含むナノ粒子の開発

Development of Mitoxantrone-Loaded quercetin Nanoparticles for breast cancer therapy with potential for synergism with bioactive natural products

著作名:
Otrujja Alkhaldi
Samah Abusulieh
Osama H. Abusara
Suhair Sunoqrot
出典:
International Journal of Pharmaceutics
2024
665
124674
DOI:
10.1016/j.ijpharm.2024.124674
キーワード:
ケルセチン
ミトキサントロン
ナノ粒子
乳癌
MCF-7
MDA-MB-231
クルクミン
チモキノン
要旨:
ケルセチンを部分的に酸化して両親媒性の酸化ケルセチンを得た後、ポリ(エチレングリコール)およびミトキサントロンと共集合したナノ沈殿を得た。合成したナノ粒子のヒト由来乳癌細胞株MCF-7およびMDA-MB-231の増殖阻害活性は、フリーのミトキサントロンに比べて僅かに下回ったが、ナノ粒子の徐放性による現象と考えた。ナノ粒子とクルクミンとの組合せは、MDA-MB-231の阻害活性を大幅に向上した。同様に、チモキノンと組合せるとMCF-7に対する活性を増強した。