ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

脂肪肝ティラピア(Oreochromis niloticus)の初代肝細胞における脂質蓄積を調節する、サルメントシンとケルセチンの作用メカニズム

Regulatory mechanism of Sarmentosin and Quercetin on lipid accumulation in primary hepatocyte of GIFT tilapia (Oreochromis niloticus) with fatty liver

要旨:
ティラピアに高脂肪食を8週間投与して脂肪肝を誘発した後、肝細胞を採取した。得られた初代肝細胞に10 μMの濃度でサルメントシンもしくはケルセチンを投与すると、蓄積した脂肪を分解した上、脂質関連の遺伝子(FAS・Leptin・SREBP-1c・SREBP2)の発現を抑制した。また、10 μMの濃度では、肝細胞の増殖に対する影響はほとんどなかった。