ピラルビシン起因の心筋障害は、miR-22-5pが調節するRAP1/ERKシグナル伝達経路を介して、ルチンが治療する
Rutin treats myocardial damage caused by pirarubicin via regulating miR-22-5p-regulated RAP1/ERK signaling pathway
- 出典:
- Journal of Biochemical and Molecular Toxicology
- 2021
- 35
- e22615
- DOI:
- 10.1002/jbt.22615
- 要旨:
- 抗癌剤ピラルビシンで惹起したラットの心筋損傷を、ルチンが効果的に保護した。ルチンは、ピラルビシンが減少させたマイクロRNAmiR‐22‐5pを回復させ、RAP1/ERK系シグナル伝達を抑制した。よって、ルチンの心筋保護のメカニズムとして、miR‐22‐5pの発現を上方調節して、その結果RAP1/ERKのパスウェイを阻害した。