病原性黄色ブドウ球菌に対する、ルチンを担持したキトサンナノ粒子の解毒作用
Antivirulence activities of Rutin-loaded chitosan nanoparticles against pathogenic Staphylococcus aureus
- 出典:
- BMC Microbiology
- 2024
- 24
- 328
- DOI:
- 10.1186/s12866-024-03446-7
- 要旨:
- キトサンナノ粒子にルチンを担持して、粒径が160~240 nmでゼータ電位が37.3 mVの製剤を得た。黄色ブドウ球菌に作用すると、スタフィロキサンチン色素の産出が43.31~89.63%に減少し、同時に過酸化水素に対する感受性が増大した。最小発育阻止濃度の1/2の濃度でルチンナノ粒子は、黄色ブドウ球菌のバイオフィルムの形成を阻害し(22.5~37.5%)、溶血活性を低減した(69.0~82.6%)。