ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

古典的なボクシングトレーニング後の脂質と蛋白質の代謝におけるケルセチン摂取の効果

Effects of Quercetin Supplementation on Lipid and Protein Metabolism after Classic Boxing Training

著作名:
Nevzat Demirci
Mehmet Akif Ziyagil
出典:
Journal of Education and Training Studies
2017
5
74-80
DOI:
10.11114/jets.v5i4.2193
キーワード:
臨床研究
無作為化
比較対照
オープンラベル
並行群間
ケルセチン
脂質代謝
蛋白質代謝
要旨:
18.95±1.0歳のトルコ人アスリート20名を対象とする、ケルセチンの摂取が脂質および蛋白質代謝に及ぼす影響を検証した、臨床研究。2時間のボクシングの練習を週3回行うが、介入群10名は、15分前にケルセチン500 mgを摂取してから練習した。一方、対照群はケルセチンを摂取しなかった。1か月の試験期間の終了後に、血液検査を行った。血中の総蛋白質・アルブミン・総ビリルビン・直接ビリルビンは、両群間で差がなかった。一方、総コレステロールおよびLDLは介入群が顕著に減少したが、対照群には変化がなかった。HDLは、両群ともに上昇した。従って、ケルセチンの摂取は蛋白質代謝には影響しないが、脂質代謝には影響する。