ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

肺動脈性肺高血圧症のラットにて、イソラムネチンは酸化ストレスを阻害して症状を緩和する

Isorhamnetin alleviates symptoms and inhibits oxidative stress levels in rats with pulmonary arterial hypertension

著作名:
Yefeng Chen
Ping Ma
Lei Bo
Yingjie Lv
Wei Zhou
Ru Zhou
出典:
Iranian Journal of Basic Medical Sciences
2024
27
1616-1623
DOI:
10.22038/ijbms.2024.75860.16421
キーワード:
肺動脈性肺高血圧症
ラット
イソラムネチン
Nrf2
抗酸化作用
動物実験
要旨:
モノクロタリンで惹起した肺動脈性肺高血圧症のモデルラットに、イソラムネチンを投与した。イソラムネチンは平均肺動脈圧と右室収縮期圧を下げ、右室の肥大を改善して、血行動態を良好にした。イソラムネチンは肺組織の5-ヒドロキシトリプタミンを減少し、Nrf2の発現を蛋白質レベルで増大した。その結果、肺における抗酸化作用が活性化され、SOD活性が増強されて、マロンジアルデヒドが減少した。