ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ヒストンアセチル基転移酵素阻害剤(HATi)とケルセチンは相乗的に、Candida tropicalisのバイオフィルム形成を阻害する

Synergy of Histone Acetyltransferase Inhibitor (HATi) with Quercetin Inhibits Biofilm Formation in Candida tropicalis

要旨:
アナカルジン酸とケルセチンとの組合せは、Candida species(酵母様の真菌で、侵襲性カンジダ症の原因となる)のバイオフィルムの形成を阻害した。組合せは、薬剤耐性遺伝子CDR1およびMDR1の発現を下方調節した。分子ドッキングの結果、アナカルジン酸はヒストンアセチル基転移酵素であるRtt109と強力な相互作用を示し、Rtt109阻害剤であることを示唆した。