活性アトピーおよび全身性アナフィラキシーのマウスモデルにおける、化学的もしくは酵素的に修飾した2種類の天然物が示す有望な抗アレルギー活性
Potential Antiallergic Activity of Two Chemically/Enzymatically-Modified Natural Products Against Active Atopic and Systemic Anaphylaxes in CD1 Mice Models
- 出典:
- Immunological Investigations
- 2024
- 53
- in press
- DOI:
- 10.1080/08820139.2024.2401551
- 要旨:
- 化学的に修飾したリポ酸ナトリウム(NaRLA)と酵素処理イソケルシトリン(EMIQ)は、アナフィラキシーの予防効果を示した。予めNaRLAもしくはEMIQを投与したマウスは、その後の卵白アルブミンで刺激した際の致命的なアナフィラキシーを大幅に減少した。NaRLAとEMIQは、皮膚マスト細胞の脱顆粒化を阻害し、腹腔内のヒスタミンとIL-4の上昇を抑制した。EMIQ 100 mg/kgの投与では、用いたマウスの70%がアナフィラキシー反応を示さず、既存薬であるスルファサラジンの薬効を上回った。