ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

高齢Zucker糖尿病脂肪ラットの心臓機能へのケルセチンの効果の根底にある、マトリックスメタロプロテアーゼとその役割

Matrix Metalloproteinases and Their Role in Mechanisms Underlying Effects of Quercetin on Heart Function in Aged Zucker Diabetic Fatty Rats

要旨:
糖尿病モデルの老ラット(1歳)を用い、肥満型と痩身型の比較を行った。その結果、肥満は心機能を悪化させ、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)-2が上方調節され、MMP-28が下方調節され、SODの働きが阻害された。肥満型にケルセチン投与を6週間継続しても、糖尿病が原因となる心不全や、MMP-2・MMP-28・SODの挙動は改善されなかった。