ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

離乳後のケルセチンの投与は、成長中の子ラットに高フルクトース高コレステロール食が誘発した脂肪肝を軽減する

Quercetin administration post-weaning attenuates high-fructose, high-cholesterol diet-induced hepatic steatosis in growing, female, Sprague Dawley rat pups

著作名:
Janine Donaldson
Mandisa Ngema
Pilani Nkomozepi
Kennedy Erlwanger
出典:
Journal of the Science of Food and Agriculture
2019
99
6954-6961
DOI:
10.1002/jsfa.9984
キーワード:
ラット
脂肪肝
ケルセチン
フェノフィブラート
動物実験
要旨:
生後21日目で離乳したての子ラットに、高コレステロール食を投与し、飲料水を高フルクトース水として8週間飼育した。その結果、肝重量・肝脂肪量・血中コレステロールが増大したが、血中のグルコース(空腹時)・中性脂肪・ALT・クレアチニン・尿素には影響がなかった。ケルセチン75 mg/kgの共投与は肝脂肪を50%軽減したが、統計的に有意ではなかった。しかし、脂肪肝スコアは有意に改善し(P<0.05)、ポジコンに用いたフェノフィブラートと同等であった。