ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンのナノ抗酸化物質(QTiO2)形態は、マウス線維芽細胞中のケルセチンを安定化して、抗酸化作用を最大化する

Quercetin in the form of a nano-antioxidant (QTiO2) provides stabilization of quercetin and maximizes its antioxidant capacity in the mouse fibroblast model

著作名:
Yelda Birinci
Javed H. Niazi
Oznur Aktay-Çetin
Huveyda Basaga
出典:
Enzyme and Microbial Technology
2020
138
109559
DOI:
10.1016/j.enzmictec.2020.109559
キーワード:
ケルセチン
二酸化チタンナノ粒子
線維芽細胞
抗酸化作用
Nrf2
要旨:
二酸化チタンナノ粒子の表面をポリエチレングリコールで修飾し、さらにケルセチンを結合した(QTiO2)。得られたナノ粒子は、マウス由来線維芽細胞におけるケルセチン細胞浸透性と抗酸化作用を最大化した。ナノ粒子はNrf2を活性化して、HO-1・NQO1・SOD1の発現が増加した結果、抗酸化作用を発揮した。